
■米社とのライセンス契約では最大515百万米ドルに加え販売後のロイヤルティも
JCRファーマ<4552>(東証プライム)は7月16日、再び一段高となり、一時ストップ高の703円(100円高、17%高)まで上げた後も強い値動きを続けている。同日朝、「再生CDMO補助金」(再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備支援事業費補助金)への採択を発表し、前日には、アルツハイマー病治療薬開発に関する米アキュメン社とのライセンスオプション契約について発表。期待材料の連打となった。
16日朝に発表した「再生CDMO補助金」への採択では、現在、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を応用したAAV遺伝子治療技術「JUST-AAV」を用いた製品開発を進めており、これらのノウハウを活用し、再生医療等製品の開発・製造パートナーとしての設備投資をするため、本補助事業を申請した。
15日に発表した米アキュメン社(Acumen Pharmaceuticals,Inc.(米国マサチューセッツ州)とのライセンスオプション契約では、契約一時金を受領するほか、開発マイルストーンフィーとして最大40百万米ドル、販売マイルストーンフィーとして最大515百万米ドル、合計で最大555百万米ドル(約805億円:1ドル145円換算)、加えて、販売後は正味売上高に応じた段階的ロイヤルティを受領する権利を有すとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)