冨士ダイス、創業76年の節目に理念再構築、次世代ビジョンを策定

■100年企業を目指して、グループ企業理念を見直しビジョンを新たに策定

 超硬合金製耐摩耗工具・金型製造で国内トップシェアを持つ冨士ダイス<6167>(東証プライム)は、2025年6月6日に創業76周年を迎えた。これを機に100年企業に向け、同社の強みである「冨士ダイスらしさ」を見つめ直し、自ら考え、自らの手で新たな価値を創造し、すべてのステークホルダーの期待に応えることを目指して、新たなグループ企業理念およびビジョンを策定し、ビジョン実現に向けた行動指針を定めた。

■グループ企業理念に込めた想い

 新たな企業理念における「幸せ」とは、会社で過ごす時間を有意義なものとするために、社員一人ひとりの価値観を尊重するという想いを表している。

 社員の成長こそが企業を成長させる源泉であり、社員と企業の成長を通じてよりよい社会の実現に貢献することが、冨士ダイスグループの創業以来変わらない普遍的な存在意義である。

■ビジョンに込めた想い

 同社の強みは人財、技術、開発力である。当社は超硬耐摩耗工具専業として事業を開始したが、100年企業を目指すにあたり、強みを生かしながら事業ドメインを拡張し、新たな事業に挑戦するという将来の発展性への期待を込め、新たなビジョンを「人と素材と技術の力で感動体験を。」とした。

 同社が生産する素材や金型は、提供先がものづくり企業であるため一般に目に触れることは少ないが、社会のインフラを支える重要な存在であり、日々の生活に欠かせない。当社は「感動体験」を通じて、今日よりも少し良い明日を創出したいと考えている。現在も将来も、提供するサービスの形が変わっても、すべてのステークホルダーに「感動体験」を届ける企業であり続けることを願っている。

■冨士ダイスについて

 同社は創業76年を迎えた超硬合金製工具・金型メーカーである。素材開発力と精密加工技術を強みに、国内に加えて海外2か国に生産拠点を展開し、国内トップシェアを誇っている。販売は直販体制を採用し、原料粉末の調製から焼結、機械加工、製品検査までを一貫して行い、幅広い業種の顧客に対して個別ニーズに応じた対応を提供している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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