ピアズ、AI面接官による採用プロセス自動化の社内実証を開始

■応募者の即時対応で選考スピード向上と離脱率改善を目指す

 ピアズ<7066>(東証グロース)は7月16日、AI面接官による採用プロセスの自動化に向けた社内実証を開始したと発表した。同実証は、同社のAIボーディング事業の一環であり、採用業務の効率化と応募者体験の向上を目指すもの。背景には、選考スピードの遅延や評価のばらつきなど、採用現場での複数の課題がある。0次面接の自動化により、即時対応や離脱率の改善が期待されている。

 実証では、応募ボタンを押した直後にAI面接が始まる仕組みを導入。応募者は履歴書などをアップロード後、AIとの対話を通じて初期面接を行う。このAI面接官は、同社グループが提供する「mimik AI」のロールプレイング機能を活用しており、もともとは営業研修用ツールとして開発された技術を応用している。応募内容の自動解析や適性評価、対話のスコア化など多面的な活用がなされている。

 同取り組みにより、面接工数の削減、選考精度の向上、応募体験の強化など多くの効果が見込まれる。今後は、面接日程の自動調整や優先順位付けといった運用全体へのAI適用も検討中。ピアズは今後、接客や商談、育成など幅広い分野でAIと人が共創する業務モデルの構築を目指し、「おもてなしテック」の概念に基づく開発を推進していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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