No.1は一段高で始まる、株主優待の拡充などに続き自社株買いも好感、実質的な上場来の高値に進む

■大株主の異動で「光通信株及び共同保有者」による保有割合が増加

 No.1<3562>(東証スタンダード)は7月29日、一段と上げて始まり、取引開始後は5%高の2357円(102円高)まで上げて2020年につけた実質的な上場来の高値を更新している。7月25日に大株主の異動(光通信<9435>(東証プライム)らによる保有割合の拡大)と株主優待の拡充を発表し、翌取引日の28日には自己株式の取得(自社株買い)も発表、買い材料の連打となっている。

 自社株買いは、27万9700株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の4.11%)で、29日午前8時45分の東証自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)に買付の委託を行い執行する。

 大株主の異動は、光通信株及び共同保有者が株式の買い増しを行ったことにより、これらの者が当社の総議決権の10%以上に相当する当社株式を保有していることを確認し、これら株主による議決権保有割合が3.80%(24年2月29日現在)から10.59%(24年8月31日現在)に拡大したことを明らかにした。

 株主優待は、優待品をQUOカードだけでなく、利便性向上を目的にデジタルギフトも優待品目に加え、どちらかの選択制とした。選択制なので優待品の金額が増えるわけではない。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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