日本航空は後場大きく持ち直す、第1四半期の税引前利益93%増加、日本発の国際ビジネス需要が想定上回る

日本航空 JAL

■国内線も前年同期比で旅客数を大きく伸ばす

 日本航空<9201>(東証プライム)は7月30日、朝から軟調だが、正午に第1四半期決算(2025年4~6月、連結)を発表したあと急速に値を戻し、一時2921.0円(3.5円安)まで持ち直して本日の現在高となる場面があった。税引前四半期利益が前年同期比93%増加するなど全体に大幅増益だった。

 第1四半期の連結業績は、国際線が「好調なインバウンド需要が継続する中で日本発のビジネス需要が当初の見込みを上回って回復基調」(決算短信より)となり、国内線も「前年同期比で旅客数を大きく伸ばし」(同)堅調に推移した。費用では燃油価格が下がりつつあり抑制できた。売上高は前年同期比11.1%増の4710.83億円となり、税引前四半期利益は同92.7%増の408.61億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益も同93.7%増の270.81億円だった。3発通期の予想は全体に据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■生成AIでソフト開発効率化、工数9割削減も  ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は6…
  2. ■除雪の常識を変える45年の集大成  ホンダ<7267>(東証プライム)は6月25日、新型ハイブリ…
  3. ■V8の圧倒的性能を追求、レクサス「IS500」特別仕様車で足回りとデザインを強化  トヨタ自動車…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  2. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  3. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  4. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…
  5. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  6. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る