
■松本工場のグミ棟を拡張、償却負担など増すが増収により吸収
カンロ<2216>(東証スタンダード)は7月30日、一段高の相場となり、8%高の1868円(142円高)まで上げた後も1850円前後で強い値動きを続け、株式分割を考慮した実質的な上場来の高値を更新している。29日の午後に発表した第2四半期連結決算(2025年1~6月・累計)の営業利益が前年同期比13.7%増加するなど好調で、「のど飴」や「グミ」が高成長としたことなどに、あらためて注目が強まっている。
1~6月・累計の連結売上高は前年同期比7.5%増の167.25憶円で、営業利益は同13.7%増の26.64円だった。利益面では、「松本工場グミ棟の拡張に伴う償却負担増や賃金引き上げに伴う労務費等固定費の増加を、増収により吸収」(決算短信より)、「グミ」製品は、主力ブランドの「ピュレグミ」シリーズ及び「カンデミーナグミ」シリーズが販売増となった。また、直営店舗ヒトツブカンロ・デジタルプラットフォーム「Kanro POCKeT」での高価値商品「グミッツェル」も生産工程の改善により供給量が増加、引続き好調に売上を伸ばした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)