エフ・コード、動画編集スクール運営のブイストを子会社化、約3.4億円で取得
- 2025/8/13 08:11
- IR企業情報

■グループ5社との連携でオンラインスクール事業を拡大
エフ・コード<9211>(東証グロース)は8月12日、動画編集スクール事業を展開するブイストの全株式を取得し、連結子会社化すると発表した。譲渡価額は約3億4700万円で、株式譲渡実行日は8月19日を予定している。ブイスト社は「ブイプロ」の名称で、動画編集の基礎から応用、案件獲得やプロジェクトマネジメントまでを教える実践型スクールを運営しており、開講から約2年半で累計700名以上の受講生を獲得。多くがフリーランスや事業主として活躍している。
今回の株式取得により、ブイスト社が有する教育ノウハウやコンテンツ制作力と、エフ・コードグループのオンラインスクール事業で培ったマーケティング力や講座開発力、カスタマーサポート体制を融合し、事業拡大と成長加速を図る方針。取得価額は、ブイスト社の正常収益ベースでの年間営業利益約0.5億円に基づき、5年程度の投資回収期間を想定して算定された。なお、業績進捗に応じた譲渡対価の調整条項も盛り込まれている。
同社は、労働人口減少とIT・デジタル人材不足が進む中、人材育成とAI大衆化支援の二軸で事業を展開している。今回のM&Aはその戦略の一環であり、グループ内のSAKIYOMI社やBUZZ社、デイトラ社などと連携し、講座コンテンツやマーケティング施策の共有、お仕事紹介の仕組みなどを通じて、スクール事業全体の競争力と収益性向上を目指す。今後、取得完了後に連結決算への影響額が判明次第、速やかに開示する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)