ポールトゥウィンHD、連結子会社が生成AI活用の全自動型E2Eテスト設計システムを開発・導入

■長年のテスト知見とAI技術を融合、開発現場の効率化を加速

 ポールトゥウィンホールディングス<3657>(東証プライム)は10月23日、連結子会社のポールトゥウィンが生成AIを活用した完全自動型E2E(エンド・ツー・エンド)テスト設計システムを開発し、社内業務に導入したと発表した。同システムはソフトウェア開発における品質保証工程の効率化と精度向上を同時に実現するもので、開発サイクル短期化が進む現場に新たな自動化手段を提供する。

 同社によると、同システムは生成AIがコードを自動解析し、テストケースを完全自動で生成する。従来は専門エンジニアが多くの時間を要したテスト設計を短時間で完了でき、探索的テストや手動・自動双方への対応も可能とした。これにより、品質保証のスピードと精度の両立という課題を解消する。さらに社内比較では、汎用AIモデルが数十件規模にとどまる中、同システムは251件のテストケースを自動生成し、精度と実用性で優位性を示した。

 今後はテストコード生成・補正機能も実装予定で、設計から実行までをAIが一貫して担う体制を構築する。これにより開発現場全体のリードタイム短縮と品質保証の最適化を目指す。ポールトゥウィンは、長年のゲームデバッグ・ソフトウェアテストの知見と生成AI技術を融合し、テストエンジニアが創造的業務に注力できる環境づくりを進める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る