
■タイ・台湾に続く第3の海外拠点、多様なライフスタイル市場を開拓
トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は8月13日、米国に100%出資子会社「Treasure Factory USA Inc.(仮称)」を2025年9月に設立すると発表した。中期経営計画で掲げる「海外市場での成長」の一環であり、現在展開するタイと台湾に続く第3の海外拠点となる。米国は世界最大の消費市場であり、リユース市場も活況であることから進出を決定した。登録資本金は200万米ドル(約3億円)で、代表者には山本哲也氏が就任予定である。
同社は今年創業30周年を迎え、日本国内で培った多様なリユース品取扱いのノウハウを米国市場に展開する計画だ。多様なライフスタイルが存在する同市場においても、経営理念である「喜び・発見・感動」の提供が可能と判断しており、米国進出を長期的成長の起点と位置づける。米国での事業基盤を構築し、将来的な海外展開地域のさらなる拡大を視野に入れるとしている。
同社はリユース事業を通じ、年間約4万トンのCO2削減に相当する物品循環や環境保全活動などSDGsへの取り組みも推進している。今回の米国進出による2026年2月期業績への影響は軽微と見込むが、必要に応じて速やかに開示するとしている。国内では307店舗(2025年7月末時点)を展開し、リユースショップ運営のほか、引越・不動産・終活支援・レンタルドレスなど多角的に事業を展開している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)