
■「長期案件によって期初から稼働が増加」
FFRIセキュリティ<3692>(東証グロース)は8月14日、取引開始後にストップ高の6900円(1000円高、17%高)まで上げ、約3週間ぶりに年初来の高値を更新し、2016年以来の高値に進んでいる。13日午後に発表した第1四半期(2025年4~6月)連結決算が前年同期比で売上高70.4%増、営業利益132倍となるなどで、まるで企業買収でも行なったような大幅増収増益との声もあり注目が集中している。
当第1四半期は、「長期案件の獲得によって期初からセキュリティ・サービス案件の稼働が増加」(決算説明資料より)し、前期開始したセキュリティ新製品の効果などで、売上高は同70.4%増の8.96億円となり、営業利益は前年同期の2百万円から132倍の2.64億円に激増した。今3月期の連結業績予想は5月に開示した期初予想を全体に継続し、売上高は42.6億円(前期比40.2%増)、営業利益は9.14億円(同11.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7.15億円(同4.2%増)を据え置いたが、上振れ期待が強まったとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)