データセクション、NVIDIA B200搭載サーバー第一陣を搬入、日本初の大規模設備

■日本初・アジア最大級AIスーパークラスター計画が始動

 データセクション<3905>(東証グロース)は8月14日、NVIDIA B200 GPUを搭載したサーバーの第一陣が同社AIデータセンターに到着したと発表した。同社は7月4日に、日本初かつアジア最大級となるNVIDIA B200搭載AIスーパークラスターの構築計画を公表しており、今回の搬入はその一環である。調達は台湾・台北市に本社を置くGIGA Computing Co.,Ltd.との戦略的パートナーシップに基づき進められたもので、最終的に5000個のGPUを搭載する625台のサーバーを導入する予定である。

 今回到着したサーバーは、その全体計画の一部であり、今後も段階的に搬入が行われる。完成時には100ExaFLOPS(FP4)を超える計算性能を提供する最先端のAIスーパークラスターとなる見込みで、日本国内では初めて、アジアでも最大級の規模を誇る設備となる。これにより、大規模生成AIモデルのトレーニングや推論など、極めて高度なAI計算が可能になる。

 同社は、この設備を幅広い産業分野での高度なAI開発基盤として活用する方針を示している。産業応用の範囲は、生成AIだけでなく、研究開発や解析業務など多岐にわたるとみられ、国内外のAI技術競争力の向上にも寄与すると期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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