abc、AI・暗号資産教育の新基盤、「AI Nyan」設立とDAO型学習コミュニティ始動

ビジネス 万年筆 メモ

■NFT活用で貢献度を可視化、「にゃん検定」などスコア制度も導入予定

 AI・ブロックチェーン・暗号資産領域での次世代教育を目指すabc<8783>(旧GFA)(東証スタンダード)は10月3日、中核事業会社として「AI Nyan」を7月7日に設立し、登記を完了したと発表した。所在地は東京都港区、同社は「GYAN BLUEラーニングコミュニティ」の運営を担い、AI技術とDAO(分散型自律組織)を組み合わせた新たな学習コミュニティの実装を目指す。コミュニティでは、NFTやPOAPを活用し、学習の進捗や貢献度を可視化、参加者が主体的に関与するエコシステムを設計している。

 現在、学習コンテンツの開発は2025年末の完成を目標に進行しており、システム面ではダッシュボードやトークン配布機能の構築が進む。スマートコントラクトに対するセキュリティ監査も準備段階に入り、本番公開は同年12月を予定する。また、同プロジェクトはDAO運営の概念実証(POC)も兼ねており、トークンの発行・配布、権限付与といった仕組みの閾値検証も行う。

 今後は、参加者の貢献をスコア化する「にゃん検定」導入やトークンエコノミクスの最適化、学習履歴のオンチェーン化などを通じて、DAO型コミュニティへの移行を視野に入れる。さらに、大学・企業・地方自治体との連携に加え、東南アジアや新興国へのグローバル展開も計画している。なお、今回の施策が連結業績に与える影響は軽微とされており、暗号資産の売買を勧誘するものではないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る