【株式市場】前場の日経平均は135円高だがTOPIXは軟調、自動車関連の新税や金利上昇など影響

◆日経平均は4万2529円95銭(135円55銭高)、TOPIXは3068.50ポイント(3.49ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億3747万株

 8月27日(水)前場の東京株式市場は、ガソリン減税の代替として自動車関連の新税を検討する動きがあるとされることや長期金利の上昇などを受け、景気への影響を心配する様子があり、日経平均は午前10時にかけて124円安(4万2270円)まで軟化する場面があった。一方で米エヌビディアの四半期決算への期待やAIサーバー向け導電素材への期待などからアドバンテスト<6857>(東証プライム)やJX金属<5016>(東証プライム)などは強い。ニコン<7731>(東証プライム)は欧州企業からの追加出資観測で急伸しストップ高。日経平均は前引けにかけて堅調に転じ前日比で反発基調となった。 TOPIXは小安い。

 NJS<2325>(東証プライム)が業績予想の増額修正を受け急伸。日本空調S<4658>(東証プライム)は株主優待の導入など好感され高値を更新。マネックスG<8698>(東証プライム)やトレードワークス<3997>(東証スタンダード)など「ステーブルコイン」関連株も活況高。情報戦略テクノロジー<155A>(東証グロース)はグーグルクラウドの正式パートナー認定など材料視され連日大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億3747万株、売買代金は1兆9946億円。プライム上場1620銘柄のうち、値上がり銘柄数は663銘柄、値下がり銘柄数は855銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、電力ガス、空運、非鉄金属、医薬品、水産農林、繊維製品、精密機器、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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