
■第1四半期は黒字化、投信会社の視点から評価高まる期待も
アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は9月4日、次第に強含む相場となり、午前10時半にかけて5%高の236円(12円高)まで上げ、約3週間前につけた2019年以来の高値248円に向けて出直っている。生成AI、データサイエンスなどを駆使したDX事業、デジタル絵本制作などのコンテンツ事業を行い、8月末には、投資信託の運用などで知られるSBIレオスひふみ<165A>(東証グロース)グループのレオス・キャピタルワークス株式会社とともに投資の基本を学べる未就学児向けの絵本の制作を発表し、株価も好反応を示した。共同事業のパートナーが投信運用会社とあって、アイフリークモバイルの企業としての評価も高まる期待がある。
2025年6月から新たな経営体制へ移行し、これまで培ってきた強みを活かしつつ、組織の意思決定を迅速化し、日々変化する市場環境へのさらなる対応力強化を図っている。第1四半期(2025年4~6月)決算は、前期の第3四半期より非連結での業績を開示しているため、前年同期との直接的な比較はできないものの、営業利益は7百万円(前第1四半期の連結営業利益は19百万円の損失)、四半期純利益も7百万円(前第1四半期の連結純利益は15百万円の損失)となり、黒字に転換した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)