【株式市場】前場の日経平均は225円高となり反発基調、NY株の3指数そろって最高値など好感

◆日経平均は4万3684円29銭(225円00銭高)、TOPIXは3133.34ポイント(11.22ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億6605万株

 9月10日(水)前場の東京株式市場は、NY株式市場でダウ平均やS&P500種などの主要3指数がそろって最高値を更新したことなどを受けて全般買い先行となった。日経平均は反発して始まり、午前10時にかけて274円高(4万3733円)まで上げて前引けも上げ幅200円台を保った。中で、半導体関連株は高安混在となり、自動車株も総じて重かったが、三菱重工<7011>(東証プライム)やソニーグループ<6758>(東証プライム)、フジクラ<5803>(東証プライム)などが上げ、マルハニチロ<1333>(東証プライム)はサンマ養殖実用化などで高値を更新。みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も高い。

 関西電力<9503>(東証プライム)が一時10%高と急伸し米投資ファンドのエリオットが保有と伝えられ活況高。KLab<3656>(東証プライム)は一段高となり発行中の新株予約権について割当先の豪州系機関に対し権利行使の禁止通知を発したことなど好感。まぐまぐ<4059>(東証スタンダード)はYouTubeチャンネル運営会社など3社での新プロジェクト開始などに期待強まりストップ高。アライドテレシスHD<6835>(東証スタンダード)は自社株買いと株主優待の導入の発表が好感され急出直り。BeeX<4270>(東証グロース)は上場維持基準の達成発表を受け前引け間際に急動意。

 東証プライム市場の出来高概算は9億6605万株、売買代金は2兆1102億円。プライム上場1619銘柄のうち、値上がり銘柄数は955銘柄、値下がり銘柄数は576銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、非鉄金属、電力ガス、情報通信、銀行、鉱業、証券商品先物、電気機器、その他金融、水産農林、海運、空運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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