【株式市場】対ユーロで3年ぶりの円高など受け日経平均は一時145円安

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6586円71銭(81円70銭安)、TOPIXは1328.73ポイント(8.68ポイント安)、出来高概算(東証1部)はSQ算出を巡る売買が加わり13億7049万株

チャート10 10日前場の東京株式市場は、NY株式の4日ぶり反落に加え、英国のEU離脱を巡る動向などを受けて対ユーロでの円相場が約3年ぶりの円高となったことなどが影響し、キヤノン<7751>(東1)などが軟調に推移。日経平均は9時30分頃に145円93銭安(1万6522円48銭)まで下押した。前引けは81円70銭安(1万6586円71銭)で続落基調となった。主な株価指数の中では東証マザーズ指数が高い。

 好業績株や材料株に売買の軸足が移り、ラウンドワン<4680>(東1)は5月の月次好調だったため年初来の高値に進み、芦森工業<3526>(東1)はエアバッグ8割増産と伝えられて急伸。また、無料対話アプリ「LINE」(ライン)の7月日米同時上場が10日にも発表と伝えられ、関連株のアドウェイズ<2489>(東マ)などが再び活況高。ビューティガレージ<3180>(東マ)は決算好調で急伸し、Hamee(ハミィ)<3134>(東マ)は提携などが好感され上場来の高値。エスプール<2471>(JQS)は一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は先物・オプションのSQ算出を巡る売買が3億株ほど朝一番に加わり13億7049万株、売買代金は1兆5936億円。1部上場1958銘柄のうち、値上がり銘柄数は540銘柄、値下がり銘柄数は1268銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る