日経平均1000円高、日米関税交渉の決着を受け不透明感が晴れる

■「市場開放」の影響は見通し難だが、とりあえず懸念材料出尽くし感

 7月23日午前の東京株式市場では、日経平均が414円高で始まった後も一段高となり、午前10時に1023円66銭高(4万798円358銭)まで上げて急伸している。朝、「相互関税15%で合意、コメ・自動車市場開放―米国に80兆円投資・トランプ氏」(時事ドットコム7月23日午前8時台)などと日米関税交渉の決着が伝えられ、税率が固まったことで不透明感が晴れる様子となっている。

 上げ幅1000円台は今年4月10日の2894円高以来。日本側の「市場開放」の影響は見通し難だが、とりあえず懸念材料が出尽くしとなり、自動車、機械、建機、電気機器、精密機器などから大手商社、海運株などが一斉高となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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