データセクション、NVIDIA製B300搭載GPUサーバー1250台を取得へ
- 2025/12/12 07:45
- IR企業情報

■世界的クラウド顧客の要望に応じB200からB300へ変更、追加取得も視野
データセクション<3905>(東証グロース)は12月11日、オーストラリア連邦ニュー・サウス・ウェールズ州シドニーで構築を進めるAIデータセンター向けに、NVIDIA製B300(1万個)を搭載したGPUサーバー1,250台の取得契約を締結したと発表した。相手先は業務提携先のInventec CORPORATIONで、取得金額は521百万USドル(円換算814億5100万円)となる。サーバー導入は同センターの基盤整備に直結する重要な投資であり、同社は今後の需要増に備えた体制整備を進めている。
同社は既に、世界最大規模のクラウドサービスプロバイダーである顧客との大口利用契約を10月3日付で締結し、さらにオーストラリアの大手データセンター企業との施設利用契約も確保済みである。顧客要望を受け、導入GPUをNVIDIA製B200からB300へ変更しており、現在は取引条件の調整が進行中である。電力供給拡張に応じて追加利用が見込まれるため、将来的にはGPUサーバーの追加取得も検討される。
資金調達は前受金234億2200万円、借入金480億2900万円、第23回新株予約権の行使による100億万円を充当する計画で、支払い時期により一時的な借入金増加の可能性がある。同件の業績影響は精査中で、完了後に業績予想を修正する予定である。引き渡しは2025年12月から2026年2月頃を予定し、同社はAIデータセンター事業の本格展開に向けた大型投資を着実に進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























