リバーエレテック、AIデータセンター向け超低ジッタ発振器「KCRO―05」を発表

■特許技術「KoTカット・OPAW」活用、市場要求に応える戦略製品を投入

 リバーエレテック<6666>(東証スタンダード)は12月11日、生成AIの普及で拡大するデータセンター市場に向け、超低位相ノイズ・低ジッタ水晶発振器「KCRO―05」を開発したと発表した。独自特許「KoTカット」「OPAW」を用いて625MHzをPLLレスで直接発振する方式を採用し、ジッタ値はTyp.12fsと業界トップクラスの性能を実現した。1.6T光通信モジュールなど次世代高速通信に対応する仕様を備え、既に顧客需要への対応も始めている。

 同製品は、AIサーバー内の光トランシーバー向けに特化した戦略製品として開発された。市場では通信量の急増により、超低ジッタのクロック発振器が必須となっており、MEMS発振器やPLL発振器ではノイズ性能に限界が生じていた。KCRO―05は純粋な水晶信号による基本波発振と小型化を両立し、主要メーカーの要求スペックに適合するほか、標準3225サイズ比で実装面積を約40%削減する小型・薄型化を達成した。

 同社は来期(2027年3月期)より本格的な量産出荷を開始する計画で、高成長分野であるAI・データセンター市場に向けた中核製品と位置づけている。当期業績への影響は軽微とする一方、今後の受注拡大に応じて生産能力を増強する方針で、2026年3月期には約7億円の支出を見込む。市場動向次第では業績予想の修正もあり得るとしており、最新情報は適宜開示する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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