KLab、GPU AIクラウド事業に参入、データセンター市場拡大に対応

■25年超のサーバー運用とAI研究実績を強みに参入

 KLab<3656>(東証プライム)は9月10日、GPU AIクラウド事業に参入すると発表した。同サービスはNVIDIA製をはじめとする高性能GPUの計算資源をインターネット経由で貸し出すもので、AI開発や機械学習、3Dレンダリングなど並列処理を要する分野に特化する。必要な時に必要な分だけ利用できる柔軟性とコスト効率を特徴としており、今後拡大が見込まれる国内外のAI関連市場に対応する。

 同社は創業以来、自社サーバーの運用を継続してきた。大手テレビ局による日本初の動画配信サービスや芸能事務所公式サイトなど、10万同時アクセスを超える案件を安定的に支え、25年以上にわたる実績を積み重ねてきた。加えて、国際学会AAAIでの論文採択や九州大学との共同研究など、AI分野における研究開発でも成果を上げており、技術基盤と応用力を兼ね備えている点を強みとする。こうした経験は、GPU AIクラウド事業の競争優位性につながると見込んでいる。

 市場調査では国内データセンターサービス市場が2028年に5.8兆円へ拡大すると予測され、データセンター向けGPUサーバー市場も2022年の45億円から725億円に急伸するとされている。一方で、同事業には初期投資の大きさやセキュリティなどの課題も存在する。同社はこれらのリスクに対応するため業務提携や新たなプログラムを準備しており、段階的に発表を予定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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