インフォマートと内田洋行ITS、食品業界向け標準連携インターフェースを開始、9月17日に共催セミナー

■事例も交えて解説する食品業界向け共催オンラインセミナーを9月17日(水)に開催

 デジタルの力であらゆる業務を効率化するインフォマート<2492>(東証プライム)は9月11日、内田洋行ITソリューションズ(本社:東京都江東区:ITS)との協業により、内田洋行ITSが独自に開発した、インフォマートサービスとの標準連携インターフェースの提供が開始されたと発表した。

 提供が始まる標準連携インターフェースは、内田洋行ITSが食品業向けに多数導入実績を有する製販一体型統合パッケージ「スーパーカクテルCoreFOODs」(※1)を対象に、インフォマートが提供・販売する「BtoBプラットフォーム受発注」および「TANOMU」(※2)とのデータ連携を実現する。

 同連携により、食品業界の受発注・販売・在庫・請求業務がシームレスにつながり、業務効率化とヒューマンエラーの削減、さらに企業間取引DXを推進する。

(※1)スーパーカクテルCoreFOODsは、内田洋行の登録商標である。
(※2)インフォマートは2025年2月から、グループ会社であるタノムが開発・提供する「TANOMU」について、顧客との直接契約に基づく販売を開始している。

■標準連携インターフェース提供の背景

 食品業界では、慢性的な人手不足や業務の属人化、紙文化の残存といった課題が顕在化しており、現場レベルでの業務効率化とデジタルシフトが急務となっている。

 内田洋行ITSは、内田洋行が開発・提供する「スーパーカクテル」シリーズの中でも、食品業界に特化した「スーパーカクテルCoreFOODs」を中堅・中小企業へ多数導入してきた実績を有しており、現場に即した改善提案や運用定着のノウハウを蓄積してきた。今回、こうした強みを活かし、インフォマートが提供するサービスとの連携を可能とする標準インターフェースを内田洋行ITSが独自に開発した。

 この標準連携インターフェースにより、「スーパーカクテルCoreFOODs」と「BtoBプラットフォーム受発注」「TANOMU」導入の際に、個別の連携システムを開発することなく、短期間でシステム連携を開始できるようになる。

■共催セミナー開催の案内

 今回の標準連携インターフェースの提供に伴い、食品業界関係者を対象に、共催オンラインセミナーを2025年9月17日(水)に開催する。

 同セミナーでは、「スーパーカクテルCoreFOODs」と「BtoBプラットフォーム受発注」「TANOMU」の標準連携インターフェースを活用し、食品業界DXをどのように実現できるのかを事例やデモンストレーションを交えて紹介する。

■セミナー概要

・タイトル:食品業界DX最前線 ~事例から学ぶシステム活用~
・申込締切:2025年9月16日(火)18:00
・開催日時:2025年9月17日(水)9:00~2025年9月18日(木)18:00
・セミナー講演時間:約60分
 ※配信時間中はいつでも視聴可能。
・参加費:無料
・参加方法:YouTubeオンライン配信。申込者に視聴用URLを送付する。
・共催:内田洋行ITソリューションズ、インフォマート

■サービス概要

 「スーパーカクテルCoreFOODs」は食品製造業に特化した製販一体型統合パッケージである。食品業界の商慣習に対応し、食の安心・安全、コスト削減、業務品質の向上といった経営・業務課題をシステム面から解決する。調達から生産、販売までを一元管理し、業務プロセスの最適化と製造業務のPDCAを支援する。

 「BtoBプラットフォーム受発注」は、外食・給食・ホテル等と、その取引先である卸・メーカーとの間で受発注・請求業務を行えるクラウドサービスである。日々の受発注から請求処理までをデジタル化し、計数管理を一元化することで、双方の業務効率化、時間短縮、コスト削減、生産性向上を実現する。2025年9月現在で5万社以上が利用している。

 「TANOMU」は卸向けの受発注システムである。新商品や特価品の案内をLINEで行えるため、効率向上や売上増加が期待できる。FAXや電話、メールなど複数の受注を「TANOMU」に集約することで、ミスやトラブルの原因となる手入力作業を削減できる。既存の基幹システムに連携すれば受注データを自動インポートでき、配送遅延のリスクも低減する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る