函館高専とインテリジェント ウェイブ(IWI)が情報関連教育のため連携協定を締結

■IWIのエンジニアが特専講師として授業へ参画し、教育内容の更なる充実化へ

 独立行政法人国立高等専門学校機構・函館工業高等専門学校(所在地:北海道函館市、校長:阿部 恵:函館高専)とインテリジェント ウェイブ(IWI)<4847>(東証プライム)は26日、情報関連教育における内容の充実化に向けて、「情報関連教育に関する連携協定」を締結したと発表。同協定によって、IWIのエンジニアが函館高専の情報関連授業の一部に参画し、学生の更なる学習意欲の向上や教育内容の充実化を図っていく。

【協定締結の背景】

 函館高専は、生産システム工学科に情報コースを設けており、情報工学の基盤となる情報リテラシーやネットワーク、ソフトウェアなどの幅広い知識を修得し、実験や演習を通じて、実践的な能力を身につける教育をしている。しかしながら、日々進歩が著しい情報分野の最新技術について、どのように学生へ教育していくかが本校の課題のひとつであった。

 そこで、決済、金融、セキュリティ分野において高い技術力を持つIWIのエンジニアを通じて、函館高専の情報教育への協力の検討をすすめ、本協定の締結へと至った。IWIは、カード決済におけるネットワーク接続・認証システムや不正利用検知システムにおいて30年以上の高いシェアを維持している。また、情報セキュリティにおいても個人情報保護法(2005年施行)を背景に開発した情報漏えい対策製品や、サイバー先進国であるイスラエル製のサイバーセキュリティ対策製品を提供している知見や経験を活かし、市場のトレンドや最新技術に関する教育を実施する。

【協定の内容】

 函館高専は、実務の経験を有する人材や企業の第一線で活躍する人材が高専教育に参画し、現場で培われた知識や経験に基づく実践的な教育が、変革する社会の中で、これまで以上に重要になっていると捉えている。同協定により、情報分野を中心とした新たな産業をけん引する人材育成を強化・推進していくことを目的としている。

 社会インフラに不可欠なIT基盤を提供するIWIでは、「人」が最も重要な資源、財産であるという考えのもと、「人財」の育成に力を入れている。様々な施策や制度を通じて、社内の人財の成長を促進してきた。また、IWIは持続可能な社会への貢献を目指し、重要課題を設定している。その中の一つに「イノベーションを通じ、安全で豊かな未来社会を創る」ことを掲げており、新たな価値を創造し、社会と事業に変革をもたらす専門性と人間力、創造力を持った人財を育てることを目標としている。

 今回の協定によって、IWIは函館高専とともに、ITやセキュリティに関する最新技術の教育を還元することで、未来を創る人財の育成および地域への貢献に努めていく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る