
■日本テレビHDと業務提携しており予想外の新展開の余地も
ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)は9月12日、後場一段と強い値動きとなり、592円(17円高)まで上げた後も堅調に推移し、約1か月前につけた2023年以来の高値595円に急接近となっている。全国で86校のスイミングスクールやテニススクールなどを運営し、日本テレビHD<9404>(東証プライム)との業務提携により日本テレビHDグループで総合フィットネスクラブなどを運営する株式会社ティップネス(本部:東京都千代田区)とも協業。そのティップネスが9月11日付で兵庫県宝塚市(森臨太郎市長)との包括連携協定を発表し、「防災・健康・スポーツ・教育など幅広い分野で連携を深め」る、などとしたため連想が波及して注目の強まる相場になっている。
ティップネスと宝塚市の包括連携協定では、発表によると、「フレイル予防のための運動指導」、「身体測定会やウォーキングイベントの実施」、宝塚ハーフマラソン大会への協力」、「着衣水泳や救命講習(消防本部と共同)の実施」、「避難所へのインストラクター派遣」などに取り組む。ジェイエスエスにとっては、とりあえず「着衣水泳や救命講習」の分野で支援できると推測されている。これを機会に全国の自治体との連携事業が積極化するとの期待も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)