Genki Global Dining Concepts、陸上養殖に参入、熊本で高品位サーモン安定供給へ

■ひらやまの独自技術を活用し、輸入依存リスクを軽減。消費地に近い生産で新鮮な食材提供

 回転ずし「魚べい」を展開するGenki Global Dining Concepts<9828>(東証スタンダード)は9月12日、有限会社ひらやまとの協業により、熊本県八代市でサーモンの陸上養殖事業を開始すると発表した。世界的に水産資源の不安定化や輸入依存リスクが高まる中、両社は安定供給とおいしさの両立を目指す。ひらやまが所有する敷地にGenki Global Dining Conceptsが陸上養殖システムを導入し、飼育から出荷までをひらやまに委託する体制を構築した。これにより、生産者の顔が見える、安心・安全な国産サーモンを同社の店舗に提供する。

 今回の取り組みは、乱獲や気候変動により不安定化する水産資源の確保と、寿司に不可欠なサーモンの輸入依存度が高い現状に対応するものだ。陸上養殖は水質や水温を精密に管理できるため、安定した生産が可能となる。さらに、消費地に近い地域での生産により新鮮なサーモンを届けられる利点がある。特に、ひらやまが採用する「かけ流し方式」は、新鮮な地下水を常に取り入れ、魚へのストレスを軽減することで抗生物質の使用を最小限に抑える。この技術により、脂のりが良く後味の澄んだ高品質な「桃太郎サーモン」を安定的に生産し、商品力強化を図る。同サーモンは今後、同社が展開する「魚べい」などの店舗で順次提供される予定だ。

 両社は、まずは36槽から事業を開始し、今後大きく拡大していく計画だ。また、今回の提携を契機にサーモンに留まらない新たな魚種の養殖、ひらやまのノウハウを活用した他地域での事業展開、さらには「日本発の陸上養殖サーモン」の海外発信も視野に入れている。この協業は、ひらやまの養殖技術とGenki Global Dining Conceptsの調達・販売ネットワークを掛け合わせることで、外食業界における持続可能な食材利用の新たなモデルを創出するものだと、両社は位置付けている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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