ワイエスフード、ミシュランシェフ西村氏と業務提携、CCO就任で商品力強化へ
- 2025/9/17 12:38
- IR企業情報

■西村貴仁氏をCCOに迎えブランド戦略を推進
ワイエスフード<3358>(東証スタンダード)は9月17日、ミシュラン一つ星を獲得した実績を持つシェフ西村貴仁氏と業務提携し、同氏がCCO(Chief Creative Officer)に就任すると発表した。西村氏はフランス料理を基盤に独創性を重視し、国内外で高い評価を得ている。今回の起用は、同社グループ全体における商品力とブランド力強化を目的とし、特に多様なジャンルを取り込む総合飲食プラットフォームの実現に向けた成長戦略の一環と位置付けられている。
今回の業務提携は、全ブランドを対象とし、新メニュー・新商品の開発や監修、店舗の調理技術や提供方法の改善、クリエイティブ企画や新規出店戦略の立案、さらに広報活動の強化など幅広い分野に及ぶ。西村氏は北九州・小倉出身であり、福岡を拠点に活動してきた経歴を持つ。ラーメンへの強いこだわりや海外進出の実績といった点で同社との親和性が高く、また再現性が高く多くの人に喜ばれる料理を追求してきた姿勢が、今回の起用の決め手となった。
今後は「山小屋」ブランドでのアレンジ麺や期間限定メニューの投入、関東圏で取得した「焼肉やっぱ。」「ROTISSERIE★BLUE」「焼肉BEEFMAN横浜」など各ブランドでの商品改善やコラボ開発を予定している。業績への短期的影響は軽微とされるが、中長期的にはブランド価値向上、顧客ロイヤルティ強化、新規顧客獲得による収益拡大が見込まれる。影響については2026年3月期決算短信に反映して公表される予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)