【株式市場】日経平均は111円安、後場軟化し連日の最高値は一服、日米の金融政策など注視

◆日経平均は4万4790円38銭(111円89銭安)、TOPIXは3145.83ポイント(22.53ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は20億7400万株

 9月17日(水)後場の東京株式市場は、米国の利下げがほぼ確実視されている中で、利下げ発表後の反動が警戒されるとの見方もあり、日経平均の先物にヘッジ売りを掛ける動きがあるようで、日経平均は13時頃から徐々に軟化して大引けまで軟調に推移した。前引けにかけて堅調だったアドバンテスト<6857>(東証プライム)などは再び軟調。ただ、前場軟調だったホンダ<7267>(東証プライム)は次第に下げ幅を縮め、住友不<8830>(東証プライム)は終盤に再び値を上げるなど強い銘柄は少なくない様子だった。日経平均は5日ぶりに反落し、16日までの4日連続最高値(終値ベース)は一服した。

 後場は、いちよし証券<8624>(東証プライム)が急伸して3か月半ぶりに高値を更新し正午発表の創立75周年の記念配当を好感。GMOペパボ<3633>(東証プライム)は前場ストップ高となったまま大引けまで買い気配を続け特別配当を含む業績・配当予想の増額修正を好感。ヨンキュウ<9955>(東証スタンダード)は一段高の高値更新となりシラスウナギの養殖進展など好感。ARアドバンストテクノ<5578>(東証グロース)は8月決算への期待強いようで2日続けて大幅高。コンヴァノ<6574>(東証グロース)は米OTCマーケットへの株式上場に向けた米コンサルティング会社との契約など材料視され急出直り。

 東証プライム市場の出来高概算は20億7400万株(同10億8071万株)、売買代金は4兆6179億円(同2兆2492億円)。プライム上場1619銘柄のうち、値上がり銘柄数は312(前引けは347)銘柄、値下がり銘柄数は1267(同1225)銘柄。

 東証33業種別指数は3業種(前引けも3業種)の値上がりにとどまり、空運、小売り、輸送用機器、が高い。前引けは電気機器、空運、小売り、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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