【株式市場】前場の日経平均は348円高、朝方は549円高まで上げ取引時間中の最高値を2日連続更新

◆日経平均は4万5652円08銭(348円65銭高)、TOPIXは3180.81ポイント(21.94ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億9014万株

 9月19日(金)前場の東京株式市場は、米NASDAQや半導体株指数の最高値、円相場の比較的大幅安を受けてレーザーテック<6920>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)が買い気配で始まるなど、半導体関連株が一段高となり、きょう19日に結果が発表される日銀の金融政策決定会合でも金融政策は現状維持との観測から日本鋼<5631>(東証プライム)、三菱商事<8058>(東証プライム)が高値更新など、景気敏感株や金利敏感株も軒並み高となった。日経平均は始値から取引時間中の最高値を更新して始まり、ほどなく549円高(4万5852円)まで上げ、その後は半導体関連株がもみあいに転じたため一進一退となったが、終値ベースでも最高値を更新する水準で前引けとなった。

 ニコン<7731>(東証プライム)が再び一段高となり「レイバン」ブランドの仏眼鏡会社による保有割合拡大など材料視。川崎重工<7012>(東証プライム)は急反発となり円の大幅安と証券会社による投資判断など好感。システムソフト<7527>(東証プライム)は急伸して大きく出直りSES事業やDX事業会社の買収など好感。ニッピ<7932>(東証スタンダード)は自社株買いが好感され一段高となり高値を更新。サンバイオ<4592>(東証グロース)は18日の決算説明会で慢性期脳梗塞薬候補への期待再燃とされ大幅出直り。

 東証プライム市場の出来高概算は8億9014万株、売買代金は2兆8065億円。プライム上場1618銘柄のうち、値上がり銘柄数は1167銘柄、値下がり銘柄数は391銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、卸売り、その他金融、輸送用機器、証券商品先物、電力ガス、ゴム製品、銀行、機械、ガラス土石、医薬品、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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