【株式市場】日経平均は395円安、円の反発などで買い一服となり4日ぶりに反落

◆日経平均は3万8937円54銭(395円20銭安)、TOPIXは2699.15ポイント(40.24ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億9372万株

 10月8日(火)後場の東京株式市場は、前場に反発基調だった円相場が次第に軟化し、キヤノン<7751>(東証プライム)は強含む相場となったものの、ホンダ<7267>(東証プライム)は13時過ぎから一段軟調になるなど、方向のつかめない展開になった。花王<4452>(東証プライム)も一段軟調でディフェンシブ銘柄にも重さが漂った。中で、JPホールディングス<2749>(東証プライム)はこども家庭庁が保育の多機能化を支援との報道などを受けて一段と強含んだ。日経平均は取引開始後に一段軟化して515円52銭安(3万8817円54銭)まで下押したが、その後は次第に持ち直し、大引けは395円安で4日ぶりの反落となった。

 後場は、東芝テック<6588>(東証プライム)が一段と上げ、10月初に設立したPOSデータ活用の新会社に期待継続。ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)は一段水準を上げて推移し増配や11月末の株式分割など引き続き材料視。多摩川HD<6838>(東証スタンダード)は「量子暗号通信」報道を受け前引けにかけてストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配。東天紅<8181>(東証スタンダード)も一段と上げ業績予想の増額など好感。キャスター<9331>(東証グロース)は14時頃から急動意となり合弁会社の設立・新事業を好感。

 東証プライム市場の出来高概算は17億9372万株(前引けは9億224万株)、売買代金は3兆9311億円(同1兆9806億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は241(前引けは256)銘柄、値下がり銘柄数は1386(同1369)銘柄。

 東証33業種別指数は3業種(前引けも3業種)の値上がりにとどまり、精密機器、電力ガス、工業、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る