ピックルスホールディングス、増収効果や価格改定が寄与、業績・配当予想を上方修正

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 ピックルスホールディングス<2935>(東証プライム)は、9月22日に26年2月期第中間期・通期連結業績予想および配当予想の上方修正を発表した。コンビニエンスストアが実施したキャンペーンなどにより販売が好調に推移した増収効果に加え、製品価格改定、原料野菜仕入価格の安定推移、労務費・物流費抑制などが寄与した。なお、会社予想を単純計算すると下期を下方修正した形になるが、保守的な印象が強く、通期会社予想は再上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は年初来高値更新の展開だ。1倍割れの低PBRも評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■26年2月期業績・配当予想を上方修正

 9月22日に26年2月期第中間期・通期連結業績予想および配当予想の上方修正を発表した。コンビニエンスストアが実施したキャンペーンなどにより販売が好調に推移した増収効果に加え、製品価格改定、原料野菜仕入価格の安定推移、労務費・物流費抑制などが寄与した。

 修正後の26年2月期第2四半期累計(中間期)の連結業績予想については、売上高が前年同期比2.9%増の223億21百万円、営業利益が40.5%増の15億69百万円、経常利益が38.6%増の16億23百万円、親会社株主帰属中間純利益が38.1%増の11億02百万円とした。前回予想(25年4月14日付の期初公表値、売上高213億54百万円、営業利益9億30百万円、経常利益9億54百万円、親会社株主帰属中間純利益6億30百万円)に対して、売上高を9億67百万円、営業利益を6億39百万円、経常利益を6億68百万円、親会社株主帰属中間純利益を4億72百万円、それぞれ上方修正した。

 修正後の通期連結業績予想は、売上高が前期比0.4%増の417億円、営業利益が62.6%増の20億80百万円、経常利益が59.9%増の21億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が50.3%増の14億40百万円としている。前回予想(同、売上高410億円、営業利益15億円、経常利益15億32百万円、親会社株主帰属当期純利益9億90百万円)に対して、売上高を7億円、営業利益を5億80百万円、経常利益を6億17百万円、親会社株主帰属当期純利益を4億49百万円、それぞれ上方修正した。

 なお、会社予想を単純計算すると下期を下方修正した形になるが、保守的な印象が強く、通期会社予想は再上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

 配当予想については第2四半期末2円上方修正して、前期比3円増配の29円(第2四半期末15円、期末14円)とした。予想配当性向は25.2%となる。

■株価は年初来高値更新の展開

 株価は年初来高値更新の展開だ。1倍割れの低PBRも評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。9月22日の終値は1156円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS115円15銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の29円で算出)は約2.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1482円42銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約149億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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