pluszero、ホリイフードサービスとアップセルと連携、飲食店向けAIオペレーターを共同開発

■北関東展開のホリイFS店舗に導入、スタッフ業務負担軽減と顧客体験の向上を狙う

 pluszero<5132>(東証グロース)は9月25日、ホリイフードサービス<3077>(東証スタンダード)およびアップセルテクノロジィーズと連携し、飲食店向けAIオペレーターの共同開発を開始すると発表した。プラスゼロとアップセルテクノロジィーズが開発するAIオペレーター「miraio」を基盤に、ホリイフードサービスの店舗に導入し、予約受付業務の効率化や人手不足の解消を目指す。外食産業の成長が続く中で、深夜帯や地方店舗における人材確保の課題に対応するとともに、消費者ニーズの多様化に応える次世代型店舗運営の構築を進める狙いがある。

 今回の提携では、北関東を中心に広範な店舗網を展開するホリイフードサービスの基盤と、柔軟性と信頼性を備えた「miraio」のAI技術を融合させる。これにより、予約受付をAIに任せることでスタッフは接客や店舗オペレーションに専念できる環境を整備する。さらに、プラスゼロ独自の「AEI(Artificial Elastic Intelligence)」技術を活用することで、高精度かつ信頼性の高い応答を実現し、ユーザーエクスペリエンス全体の向上を図るとしている。予約受付は24時間365日対応が可能で、予約変更やキャンセルも人間同等の水準で処理できる点が強みとされる。

 今後はホリイフードサービス専用の「飲食店向けmiraio(仮)」を開発し、順次各店舗に導入する。導入実績を全国に展開し、他の飲食店への普及も視野に入れることで、業界全体のDX推進を加速させる方針である。なお、今回の取り組みによる2025年10月期業績への影響は軽微とされるが、今後大きな影響が見込まれる場合には適宜公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る