BRUNO、中国商標訴訟で和解成立、約1億9700万円受領へ

■中国での商標権訴訟を終結、通期業績予想に変更なし

 BRUNO<3140>(東証グロース)は9月25日、中国で進めていた商標権侵害訴訟について和解が成立したと発表した。相手方は広東顺德臻信电器科技有限公司(臻信社)とその親会社である広東善思科技有限公司(善思社)で、両社から和解金950万人民元(約1億9700万円)を受け取ることとなり、この金額は特別利益として計上される見込みである。

 同社は2025年1月、臻信社と善思社を相手取り杭州市中級人民法院に商標権侵害訴訟を提起し、第一審では勝訴判決を得た。その後、双方が控訴したため第二審が進行していたが、今回、総合的な判断に基づき和解に応じることとし、訴訟を終結させる合意に至った。和解契約には秘密保持条項が盛り込まれているため、金銭以外の詳細は非開示とされている。

 同社は今回の和解金を2026年6月期の特別利益に計上する予定だが、8月14日に公表済みの通期連結業績予想に変更はないと説明している。訴訟の長期化リスクを回避しつつ、経済的メリットを確保した格好であり、今後は安定的な経営基盤の強化につなげる構えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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