オカムラ食品工業、香港に海外卸売子会社を設立、アジア展開を強化

■資本金約2.8億円、2026年1月営業開始予定

 オカムラ食品工業<2938>(東証スタンダード)は9月25日、香港に100%出資子会社「Okamura Trading Hong Kong Co., Ltd.」を設立すると発表した。新会社は海外卸売事業を担う拠点であり、資本金は1,500万香港ドル(約2.8億円)、2025年11月に設立し、2026年1月の営業開始を予定している。代表者にはChow Chee Kong氏を起用する。

 同社は2030年に向けた中期経営目標で「国内養殖量の拡大」と「海外卸売事業の拡大」を2大成長エンジンに掲げており、今回の香港進出もその一環である。現状では香港向けに一部輸出を行うにとどまっていたが、現地法人設立により営業活動の強化や小ロット販売が可能となり、本格的な進出が実現する。また中国大陸市場への販売展開を視野に入れた戦略的布石とも位置づけられる。

 同社グループの海外卸売拠点はシンガポール、マレーシア、台湾、タイ、ベトナムに続き6拠点目となる。新会社設立による業績への影響は軽微と見込まれているが、将来的には中国大陸を含むアジア地域での市場拡大につながる可能性がある。同社は今後も中期経営目標の達成に向けて海外卸売事業の拡充を進める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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