Def consulting、イーサリアム運用開始、成長戦略の一環
- 2025/9/29 08:05
- IR企業情報

■財務基盤安定化と企業価値向上を目的に段階的運用
Def consulting<4833>(東証グロース)は9月26日、保有する暗号資産イーサリアム(ETH)の本格運用を開始すると発表した。取締役会で決議された同件は、デジタル資産を「次世代の重要な経営資源」と位置づける同社の戦略の一環であり、長期的な価格上昇によるキャピタルゲインに加え、ステーキングやオプション取引を通じてインカムゲインの獲得を目指す。これにより、市場変動に左右されにくい安定収益の確保を図り、財務基盤の強化と成長加速を狙う。
同社は信頼性の高い暗号資産取引所を通じ、段階的に運用を展開する。ステーキングによる安定報酬に加え、オプション取引を組み合わせることで柔軟な収益機会を追求する方針であり、資産の一部を対象として市場環境や財務状況に応じた調整を行うとした。ステーキングに伴い一部資産の引き出し制限(ロック)が発生する可能性についても明記し、影響を踏まえた上で運用を実施する。運用体制としては、複数取引所での分散管理や厳格な社内承認プロセス、情報セキュリティ対策を整備し、安全性を最優先に確保するとしている。
さらに同社は、同運用によるステーキング報酬やオプションプレミアムなどの成果を決算短信や自社HPで適時開示する方針を示した。現時点で当期業績への具体的影響は未定としつつも、中長期的には財務の安定化と企業価値向上に資する施策と位置づける。暗号資産市場における普及手法を採用することで「デジタル資産トレジャリー戦略」を推進し、投資家に対して透明性を持った情報提供を継続する考えを示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)