PayPay、韓国で「海外支払いモード」提供開始、韓国200万店で利用可能に

■eKYC済ユーザー対象、出国前の登録が必要

 ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)傘下のPayPayは9月30日、韓国において本人確認(eKYC)済みのユーザー向けに「海外支払いモード」の提供を開始したと発表した。これにより、韓国に渡航した日本人ユーザーは、現地での買い物や個人間送金、残高チャージなどの主要機能を、国内と同様にPayPayアプリで利用可能となる。なお、セキュリティ上の理由から、海外でのeKYC登録は不可であり、出国前に手続きを完了しておく必要がある。

 同機能は、「Alipay+」および「zero pay」のマークが掲示された200万店超の加盟店舗で利用可能となり、観光地やカフェ、コスメショップ、屋台など日本人観光客に人気の店舗も対象となる。日本国内と同様、決済額に応じて0.5~2.0%の「PayPayポイント」も付与されるため、韓国滞在中でも日常的な利便性とお得感を継続して享受できる。

 同社は、9月16日に本機能の概要を事前発表していたが、今回の正式開始により、モバイル決済による国際利用体験の向上と、越境決済ニーズの取り込みを本格化させる方針である。なお、詳細な利用方法や対応店舗の案内は、公式ガイドページを通じて確認可能となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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