
■投資魅力の向上と株主還元の強化を目的に制度を見直し
大東港運<9367>(東証スタンダード)は10月7日、株主優待制度を拡充すると発表した。株主への感謝とともに、投資魅力の向上と株式保有の促進を目的としたもので、今回の見直しにより新たに「コストコメンバーシップクーポン株主様ご優待券」引換券を贈呈対象に加える。同社は取引先であるコストコホールセールジャパンと連携し、株主に実用性の高い特典を提供することで、株主還元の拡充と投資意欲の喚起を図る。
具体的には、保有株式数に応じた優待内容を一部変更する。200株以上500株未満の株主は従来どおりクオカード500円分、500株以上1,000株未満の株主はクオカード1,500円分に加え「メンバーシップクーポン株主様ご優待券」引換券を新たに進呈する。さらに1,000株以上保有の株主には、クオカード3,000円分に加えて同様のクーポン引換券を贈呈する。これにより、一定以上の保有株主への還元内容が拡充され、実質的な優待価値が高まることとなる。
同制度変更の適用開始は2026年3月末日時点の株主名簿に記載された株主への優待発送分からとなる。業績への影響については、株主数や優待発行数により変動が生じる見込みであるが、今後、適時開示が必要となる場合には速やかに公表するとしている。同社は今回の施策を通じ、株主との関係強化と企業価値の持続的向上を目指す構えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)