ウェザーニューズ、AIで天気原稿自動作成、放送局向けに試験提供

■表現の均一化と時間短縮を実現、放送の質と柔軟性を向上

 ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)は10月7日、法人向け気象情報サービス「ウェザーニュース for business」において、放送局向け「お天気原稿エージェント」の試験提供を開始したと発表した。これは、同社が40年以上にわたり蓄積してきた気象原稿作成のノウハウをAIに実装したもので、全国2,000地点以上から地域を指定して、放送時間や内容に合わせた高品質な原稿を自動生成する機能を持つ。放送局は生成された原稿に対し、チャット形式で「注意喚起の追加」や「放送尺の短縮」などの指示を出すことができ、即座に修正が反映される。

 同サービスは既に一部のラジオ局で先行導入されており、天気原稿の作成時間短縮や、気温差・平年差といった詳細情報の充実につながっている。特に、千葉県八千代市のコミュニティFM局「FMふくろう」では、従来は個人の判断や一般サイトに頼った原稿作成だったが、同エージェント導入により、均一な品質での原稿提供が可能となった。表現のばらつきが抑えられ、視聴者への情報伝達の質が向上したとして評価を得ている。

 今後は、原稿作成の自動化により、同社の人的リソースが省力化されると見込まれる。その結果生まれた余力を活用し、サービス全体の機能改善や新機能の開発、AI指示の高度化など、顧客満足度向上に注力する方針である。気象情報提供の高度化と効率化を両立する取り組みとして、放送現場への浸透が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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