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ENEOS、西日本ジェイアールバス、日野自動車、万博シャトルバスで合成燃料100%運行を達成
- 2025/10/10 08:00
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■大阪・関西万博、国内初の合成燃料100%営業運行実現
ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)傘下のENEOS、西日本ジェイアールバス、日野自動車<7205>(東証プライム)は10月9日、2025年の大阪・関西万博において運行する駅シャトルバスに、合成燃料100%の軽油を使用することに成功したと発表した。供給された合成燃料は、再生可能エネルギー由来の水素と二酸化炭素から製造されたもので、国内で営業車両に同燃料を用いた運行は初の試みとなる。万博開幕当初は低濃度の合成燃料からスタートし、段階的に濃度を引き上げて100%達成に至った。
この取り組みは、大阪・関西万博が掲げる「EXPO2025グリーンビジョン」の実現に寄与するもので、未来のエネルギー社会を来場者に体験してもらう機会ともなった。3社は燃料、車両、運行の各分野で連携し、総走行距離約2万5000キロメートルの運行を通じ、さまざまな濃度の合成燃料による走行性能や供給安定性を検証してきた。
ENEOSは、カーボンニュートラル社会に向けた次世代燃料の一選択肢として、合成燃料の技術開発・実証研究を進めており、今回の成果はその一環に位置づけられる。今後も実用化に向けた連携を深化させ、持続可能な燃料の普及と社会実装を加速させる構えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)