無印良品、フランス・タイ・ベトナムに旗艦店を開設、現地商品開発で収益基盤を強化

■欧州最大規模600坪のパリ旗艦店、リボリ通りに開業予定

 良品計画<7453>(東証プライム)は10月10日、フランス、タイ、ベトナムに無印良品の旗艦店を開設すると発表した。フランスでは2026年秋冬にかけて、欧州最大規模となる600坪超の売場面積を誇る旗艦店をパリ中心部リボリ通りに出店し、欧州市場での再成長を目指す。タイでは2025年11月28日にバンコク中心部の大型商業施設「セントラルワールド」に東南アジア最大の988坪の旗艦店を開業。ベトナムではホーチミン中心部の商業施設内にある既存1号店を拡張し、905坪の旗艦店として再出発する計画である。

 これら3店舗はいずれも各都市のショッピング中心地に位置し、最大級の品揃えと地域に根差した商品開発により、無印良品のブランド価値向上と現地の暮らしに貢献することを目指している。パリ店は欧州におけるブランド認知の再構築、タイ店はアジア太平洋地域での表彰実績を背景としたプレゼンス強化、ベトナム店は現地の生産・販売拠点としての機能強化を担う拠点として、それぞれ戦略的な意味を持つ。

 同社は現在、世界で1,474店舗を展開し、うち海外が757店舗を占める。今後もグローバル展開を一層加速させる方針で、旗艦店による地域拠点の強化とブランド訴求を通じて、収益性と認知度の両立を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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