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ワタミ、「好い日の御膳」3週間で30万食達成、1食450円で高齢者需要つかむ
- 2025/10/24 07:49
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■仕入・製造・物流を最適化し2年で開発、低価格とおいしさを実現
ワタミ<7522>(東証プライム)は10月23日、高齢者向け宅配弁当の新商品「好い日の御膳」が販売開始から3週間で累計30万食を達成したと発表した。同商品は1食450円(税込、宅配料込)の低価格を実現しながら、管理栄養士監修によるバランスの取れた献立を特徴としている。物価高と年金生活者の家計負担増が続く中、健康で続けやすい食事を求める高齢者層に支持されている。
同社は仕入・製造・物流のすべてを見直し、2年をかけて低価格とおいしさを両立した。仕入れ面では世界各地から安価で高品質な食材を調達し、自社工場での調理工程により原価を削減。製造面では新たな加熱・冷却設備への投資を通じて生産効率を高め、2日間で6食を製造する体制を構築した。さらに物流面では容器形状や献立構成を最適化し、消費期限を延長することで3日分まとめて配送する仕組みを導入。これにより配送コストを削減し、価格低減を実現した。
「好い日の御膳」は管理栄養士による日替わり設計と「わたみのかさねだし」を使った手づくり調理を特徴とし、風味と食感の維持を重視して開発された。また、新規利用者や6カ月以上利用のない顧客を対象に「全額返金キャンペーン」も実施している。「ワタミの宅食」は病者・高齢者食宅配市場で15年連続売上シェア首位を維持し、リサイクル容器の全国展開などSDGsの取り組みも進めている。同社は今後も「低価格・おいしさ・栄養バランス」の三要素を軸に、高齢者の健康的な食生活を支える方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























