【株式市場】日経平均657円高、一時700円超高で大幅反発、TOPIXは取引中の最高値更新

■米株高と円安で投資心理改善、日経平均4万9000円台を回復

 10月24日、日経平均株価の前場終値は、657円51銭高の4万9299円12銭と3日ぶりに大幅反発した。TOPIXも同21.59ポイント高の3275.37ポイントと上昇し、取引時間中として史上最高値を更新した。米中首脳会談の開催予定が発表され、貿易摩擦への警戒感が和らいだことに加え、米半導体大手インテルの好決算と強気な見通しが追い風となり、半導体関連株を中心に買いが優勢となった。ドル円相場が1ドル=152円台後半と円安方向に動いたことも株価上昇を支えた。

 東証プライム市場の前場売買高は概算10億4616万株、売買代金は2兆6158億円。値上がり銘柄825、値下がり704、変わらず84。業種別では非鉄金属、電気機器、ガラス・土石、サービスなど20業種が上昇し、空運、不動産、食料など13業種が下落した。日経平均株価への寄与度では、アドバンテスト<6857>(東証プライム)が168円分押し上げてトップ、次いでソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)、東京エレクトロン<8035>(東証プライム)、TDK<6762>(東証プライム)、リクルートホールディングス<6098>(東証プライム)が続いた。

 個別銘柄では、半導体関連株の上昇が顕著だった。KOA<6999>(東証プライム)がストップ高の1531円(前日比24.37%高)となり、キオクシアホールディングス<285A>(東証プライム)が17.23%上昇、日本マイクロニクス<6871>(東証プライム)、イビデン<4062>(東証プライム)なども買われた。一方、ニデック<6594>(東証プライム)が前日比6.29%安と下落率首位となり、芙蓉総合リース<8424>(東証プライム)、ニーズウェル<3992>(東証プライム)などが続落した。ジャパンディスプレイ<6740>(東証プライム)が出来高トップで2億5千万株超を記録するなど、全体的に売買が活況を呈した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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