
■「BtoBプラットフォーム請求書」「TRADE」で店舗と本部の承認を可視化
インフォマート<2492>(東証プライム)は10月24日、老舗パチンコ・チェーンの岩下兄弟において、「BtoBプラットフォーム請求書」と「BtoBプラットフォームTRADE」が導入されたと発表した。導入により、請求書処理の効率化と業務のデジタル化が進展し、月間約500時間の作業削減を実現した。同社はBtoBプラットフォームシリーズを通じて、全国の企業間取引のDXを加速している。
岩下兄弟は熊本・宮崎両県で23店舗を展開する創業70年超のパチンコチェーンで、これまで月間最大1000枚の紙の請求書を手作業で処理していた。店舗や本部での承認リレーが煩雑で、処理遅延や紛失リスクも課題だった。2016年に取引先から電子請求書の受領を求められたことを契機に、請求・発注業務のデジタル化を検討。データtoデータ方式で請求データを直接やり取りできる点や、承認フローを可視化できる点が採用の決め手となった。
導入後は請求書処理を月間400~500時間削減し、紙伝票をデジタル一元管理。BCP対策にも寄与し、2020年の熊本豪雨時も電子請求により業務を継続できた。また、納品書500枚のデジタル化で店舗の景品発注を可視化、本部で一括管理が可能になった。今後は「TRADE」を消耗品や工事依頼管理にも拡大し、AIを活用したデータ分析を基盤にさらなるDX推進を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























