【話題】相場操縦疑惑が指摘される村上氏が自身のサイトで見解、今後、日本版SECが立件できるかに注目

 相場操縦の疑いがかけられているファンド運営(関係会社)の村上世彰氏は、4日、自身のサイトで、『相場操縦に関する報道の件について』と題して明らかにしている。

それによると、主な内容としては

・私の関係会社が、TSIホールディングの株式取引において、相場操縦を行い不当な利益を得たという報道がなされていますが、私は、長年関わってきた株式市場を裏切るような相場操縦をする意図も理由もなく、また、市場を混乱させたようなこともありません。

・とくに、私にとってTSIホールディングスはその前身である東京スタイル時代も含めると15年以上も株主として資本効率の改善、株主価値の向上を提案し続けてきた会社です。

・TSIの株価が下がることは、関係会社でTSI株を多数保有している私にとっては、自分の保有資産の減少を意味するのでマイナスであることは明らかです。

・最終的にTSI株を全株売却したのは2015年1月頃です。わたしは、当時、主力投資銘柄であったアコーディア株式の投資資金を確保するためTSI株をできるだけ高く売ることを考えていました。

 新聞、テレビ等の報道によると、「空売り」で大量の売買を行いながら、株価を不正に下げ、利益を上げたとされる。今後は、日本版SECの証券取引等監視委員会が、空売り等をめぐって相場操縦を立件できるかどうかが注目といえる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  2. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  3. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  4. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…
  5. ■脱炭素とデジタル革新:万博から広がるビジネスチャンス  本日2025年4月13日に開幕した大阪・…
  6. ■関税不安の裏で進む金市場の静かな熱気  トランプ関税による世界同時不況懸念が強まり、金先物価格が…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る