
■原材料高・物流コスト上昇を吸収、生産性向上で利益確保
井村屋グループ<2209>(東証プライム・名証プレミア)は10月24日、2026年3月期第2四半期(中間期)の連結業績予想を上方修正した。売上高は従来予想の252億円から262億3700万円(4.1%増)に、営業利益は15億円から19億7200万円(31.5%増)に、経常利益は15億50百万円から20億0200万円(29.2%増)に、親会社株主に帰属する中間純利益は11億円から14億5200万円(32.0%増)へそれぞれ増額した。1株当たり中間純利益は85円96銭から113円49銭となる見通しである。
主力の「あずきバー」シリーズが夏場に好調に推移したことに加え、防災需要の高まりを背景に「えいようかん」「チョコえいようかん」の販売が増加した。また、点心・デリカテゴリーにおいても新商品が好評を博し、売上拡大に寄与した。原材料高や物流コスト上昇が続くなか、一部商品の価格改定と生産性向上活動によるコスト削減効果が利益を押し上げたとしている。
同社は、原材料価格や物流費の高止まり、消費動向の不透明感などを総合的に勘案し、通期業績予想については据え置いた。今後、事業環境の変化に応じて修正が必要な場合は速やかに公表する方針を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























