朝日ラバーは22年3月期営業黒字化予想

(決算速報)
 朝日ラバー<5162>(JQ)は5月13日の取引時間終了後に21年3月期連結業績を発表した。新型コロナ影響による車載用の需要減少などで減収・営業赤字だった。ただし従来予想に対して営業赤字幅が縮小した。22年3月期は需要回復基調で増収・営業黒字化予想としている。収益拡大を期待したい。株価は安値圏でやや軟調だが、営業黒字化予想を評価して出直りを期待したい。

■21年3月期は減収・営業赤字、22年3月期は増収・営業黒字化予想

 21年3月期の連結業績は売上高が20年3月期比13.4%減の64億87百万円、営業利益が92百万円の赤字(20年3月期は3億25百万円の黒字)、経常利益が94.7%減の18百万円、親会社株主帰属当期純利益が10.2%減の1億13百万円だった。配当は20円減配の10円(期末一括)とした。

 新型コロナ影響による車載用の需要減少などで減収・営業赤字だった。ただし需要が回復基調となり、従来予想に対して上振れて着地した。営業利益は赤字幅が縮小した。セグメント別には、工業用ゴム事業が15.9%減収で72.8%減益、医療・衛生用ゴム事業が5.1%減収で40.0%減益だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高14億30百万円で営業利益27百万円の赤字、第2四半期は売上高14億19百万円で営業利益1億52百万円の赤字、第3四半期は売上高17億46百万円で営業利益19百万円の黒字、第4四半期は売上高が18億92百万円で営業利益が68百万円の黒字だった。第3四半期以降は需要回復基調となった。

 22年3月期連結業績予想は、売上高が21年3月期比10.7%増の71億81百万円で、営業利益が2億83百万円の黒字(21年3月期は92百万円の赤字)、経常利益が2億81百万円の黒字(同18百万円の黒字)、親会社株主帰属当期純利益が84.6%増の2億10百万円としている。配当予想は10円増配の20円(期末一括)である。

 22年3月期は需要回復基調で増収・営業黒字化予想としている。収益拡大を期待したい。

■株価は出直り期待

 株価は安値圏でやや軟調だが、22年3月期営業黒字化予想を評価して出直りを期待したい。5月13日の終値は631円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円29銭で算出)は約14倍、時価総額は約29億円である。

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