塩野義製薬、製造子会社シオノギファーマを吸収合併、生産体制を一元化し強靭な供給網構築へ

■感染症薬需要の変動に対応、柔軟な生産・供給体制を整備

 塩野義製薬<4507>(東証プライム)は10月27日、完全子会社のシオノギファーマを吸収合併することを発表した。効力発生日は2027年4月1日を予定しており、存続会社は塩野義製薬、消滅会社はシオノギファーマとなる。合併契約締結は2027年2月、基本合意は2025年11月を予定している。完全子会社間の吸収合併に該当するため、新株発行や金銭の割当は行わず、株主総会の承認も省略される。

 同社は中期経営計画「SHIONOGI Transformation Strategy 2030 Revision」に基づき、自社創製の感染症薬を中心としたグローバル展開を推進している。地政学リスクや品質規制強化などサプライチェーンを取り巻く環境変化が進む中で、製造、技術開発、販売などの機能を統合し、変化に強い生産・供給体制を築くことが目的である。特に感染症薬は流行状況により需要変動が大きく、安定供給に向けた柔軟な対応が必要とされており、今回の合併で機能連携をさらに強化する狙いがある。

 合併後も塩野義製薬の商号、所在地、代表者、資本金、事業内容、決算期に変更はない。連結業績への影響は軽微としている。シオノギファーマは医療用医薬品や治験薬の製造を担う中核生産子会社であり、今回の吸収合併により、同社グループ全体でグローバルな供給体制の最適化を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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