Arent、建設ドットウェブを完全子会社化へ、DXプラットフォーム戦略を加速

■過去最大規模M&Aを決議、工事原価管理「どっと原価」統合で業務支援強化

 Arent<5254>(東証グロース)は10月29日、建設業向け工事原価管理システム「どっと原価シリーズ」を展開する建設ドットウェブ(石川県金沢市)を完全子会社化することを発表した。取締役会で同日決議し、同社株式の過半数を取得したうえで、残余株式を株式交換により取得する。株式取得価格は普通株式490百万円、アーンアウトとして最大25億円を追加支払いする見込みである。株式交換に伴いArent普通株式2万7810株を新たに発行し、効力発生日は11月27日を予定している。

 Arentは建設業界のDXを推進する中核戦略として「AIブースト」「プロダクト群」「コンサルティング直営業」の3本柱を掲げ、ソフトウェア企業との連携による業務効率化を進めている。2025年に構造ソフト、PlantStream、スタッグの3社を相次いで子会社化しており、今回の建設ドットウェブの取得は第4弾となる。建設業務の設計・施工・経営管理まで一貫したデータ連携を図ることで、グループ全体のDX基盤を強化する狙いである。

 建設ドットウェブは全国の建設会社に広く導入される原価管理システムを中心に、会計・勤怠システムなどとの連携ソリューションを提供しており、バックオフィス領域のデジタル化をリードしている。Arentは今回の統合により、施工管理ツール「PROCOLLA」などグループ各プロダクト間のデータ活用を進め、AIによる工程計画の最適化や経営分析を高度化する方針だ。これにより同社は「アプリ連携型DXプラットフォーム」の実現を加速させ、建設業界全体の生産性向上を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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