大林組など4社、建設ロボ標準化へ共同研究開始、NEDO事業で労働力不足解消を狙う

■資材搬送・風量測定・耐火吹付・移動多機能ロボの開発を通じ共通技術を確立

 大林組<1802>(東証プライム)は10月30日、竹中工務店、鹿島<1812>(東証プライム)傘下の鹿島建設、フジタコーポレーション<3370>(東証スタンダード)傘下のフジタと共同で、ソフトウェアの標準化技術を活用した建設ロボットシステムの研究開発に着手したと発表した。建設RXコンソーシアムの活動の一環であり、NEDOの「デジタル・ロボットシステム技術基盤構築事業」に採択された。資材自動搬送、風量測定、耐火被覆吹付け、汎用移動ロボット多機能化の4分野で開発と実証を行い、建設現場の省力化と自動化を進める。

 建設業界では技能労働者の高齢化と人手不足が深刻化している。従来のロボット開発は個別用途ごとに独自のハードとソフトを組み合わせており、他の機種に技術を転用できない課題があった。今回の取り組みでは、共通利用可能なシステムインテグレーション(SI)モジュールを標準化することで、開発の効率化と生産性向上を図る。竹中工務店は資材搬送の自律走行技術、鹿島建設はBIM連携による風量測定、大林組は環境認識を活用した吹付け作業、フジタは多機能移動ロボットの開発をそれぞれ担当する。

 同研究は将来的にロボット開発・運用コストの削減を目指し、NEDOの「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」とも連携する。建設分野で確立した汎用的なSIモジュールを他の産業分野にも展開し、日本のロボティクス産業の国際競争力強化に寄与することを視野に入れている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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