【株式市場】日経平均189円高、一時4万9000円台を回復、半導体買い優勢も上値は重い

■半導体関連が上昇、ソフトバンクグループの下落が指数の重石に

 11月25日、日経平均株価の前引けは、189円39銭(0.39%)高の4万8815円27銭と反発して取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が大きく上昇したことを受け、投資家心理が改善。半導体関連など主力銘柄を中心に買い戻しが入った。米国では12月のFOMCで追加利下げの可能性が高まっており、市場は好感している。

 日経平均は午前9時3分に同556円44銭高の4万9182円32銭を付け、一時4万9000円台を回復した。しかし買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、時間外取引で米株価指数先物が下落したことも影響し、上げ幅を縮小する展開となった。東証株価指数(TOPIX)は0.10ポイント安の3297.63で推移した。

 東証プライム市場の出来高は11億9786万株、売買代金は2兆9618億円。値上がり銘柄数は833(52%)、値下がり銘柄数は710(44%)だった。業種別では非鉄金属、電気・ガス業、医薬品が上昇した。一方、対話型AIを手掛ける出資先企業の競争激化が警戒されたソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)は6.50%安と大きく売られ、株価指数の上値を抑える要因となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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