
■優待カテゴリーをA・Bに新設、抽選枠倍増で投資魅力を強化
エプコ<2311>(東証プライム)は11月25日、株主優待制度の変更(拡充)、2025年12月期配当予想の修正(記念配当)、および2025年10月度の月次業績を発表した。株主優待では、抽選式優待の内容を拡充し、優待品をカテゴリーA(100万円相当)とカテゴリーB(15万円相当)に再編するとともに、当選者枠を従来の5名から10名(各5名)へ倍増させる。カテゴリーAでは太陽光発電システム、蓄電池、エコキュートを個人住宅へ無償設置する権利を提供し、カテゴリーBではポータブル電源や電動アシスト自転車などを選択可能とした。抽選方法は応募者全体からカテゴリー別に当選者を選ぶ形式とし、2025年12月末基準日の抽選会から適用する。
■35周年で記念配当3円、期末配当21円・年間35円に上方修正
配当予想の修正では、同社が2025年4月に設立35周年を迎えたことを受け、期末配当に記念配当3円を追加する。これにより、期末配当は普通配当18円と合わせて21円となり、年間配当は35円となる見通しである。同社は株主還元を重視しており、来期以降も累進配当方針を維持する意向を示した。なお、記念配当は2026年3月開催予定の定時株主総会に付議される予定である。
■10月度経常利益4900万円、再エネ・設計の伸長で前年同月比76%増
月次業績について、2025年10月度の連結経常利益は4900万円となり、前年同月比76%増と大幅増益を確保した。再エネサービスは2700万円(同21%増)、メンテナンスサービスは2600万円(同27%増)、設計サービスは3500万円(同31%増)と主要事業が総じて増益となった。ENE’sの第2期工事やTEPCOホームテック向け売上の増加が利益に寄与し、持分法投資損益ではTEPCOホームテックが1300万円(同65%増)と好調であった。海外合弁会社の持分除外の影響を織り込みつつ、エネルギー関連設計やエネカリサービスなど成長領域が着実に伸びている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























