クックパッド、「食トレンド大賞2025『今年の顔』」発表、家庭料理の新文化を創出した4名を顕彰

■石神氏・長谷川氏・りよ子氏・よっち氏が受賞、家庭の食習慣を変えた功績を評価

 クックパッド<2193>(東証スタンダード)は11月26日、家庭の食文化に大きく寄与した個人を顕彰する新制度「クックパッド食トレンド大賞2025『今年の顔』」を発表した。同社が毎年実施する「食トレンド大賞・食トレンド予測」の一環として新設したもので、初代受賞者には石神秀幸氏、長谷川あかり氏、りよ子氏、特別賞のよっち氏の4名が選ばれた。レシピ検索データやメディア動向を踏まえ、家庭料理における新しい文化の創出や情緒的価値の提示を基準に選定したことが特徴である。

 石神氏は「麻辣湯」を19年かけて若者トレンドから生活者全体の文化へと押し上げ、スパイス文化を家庭に浸透させた点が評価された。長谷川氏は「体験としての料理」という価値観を提示し、時短一辺倒の風潮からの揺り戻しを牽引。レシピ量産ではなく暮らしの中での料理の位置付けを提案し、幅広い世代に影響を与えている。りよ子氏は「ワンプレートせいろ」ブームを牽引し、手軽で失敗しない調理法として家庭に広く浸透させた。木の香りや湯気など心理的価値を可視化し、「癒し」という新たな軸を家庭料理にもたらした点が注目された。

 特別賞のよっち氏は、物価高と米価格高騰という2025年の社会背景の中で「かさまし料理」を広め、実践的な節約術を新しい文化にまで高めたことが評価された。もやし、じゃがいも、えのきたけ、大豆製品などの「5大かさまし食材」を体系化し、限られた予算でも満足度を高める工夫が支持されている。4名に共通する特徴は、単なるブームの創出ではなく、長期的な視点で家庭の食習慣そのものを変えてきた点にあり、情緒的価値を重視した姿勢が2025年の食トレンド全体を形づくった。

■麻辣湯・せいろ・体験型料理・かさまし料理が家庭に浸透、情緒的価値の広がりが鮮明

 さらに同社は、料理を深く学び合う新コミュニティ「(仮)一緒に作ろうコミュニティ」を2026年1月から開始する。食のスペシャリストによるセッションのほか、参加者同士が料理を共有する交流会を設け、学びとつながりを生む場とする。併せて「食トレンド大賞2025」では「ワンプレートせいろ」が大賞、「麻辣湯」「かさまし料理」が上位を占め、翌年の「食トレンド予測2026」では「一汁三菜ボウル」「フュージョン薬膳」など7点が選ばれた。家庭料理の多様性と情緒的価値を重視した潮流が強まっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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